重量物搬送用ドローンの協調飛行による搬送実験について

2023年08月21日
ニュースリリース

複数台のドローンを協調飛行させての重量物搬送実験(台湾で)

 「株式会社ふもとっぱら=注1」と「興農インベストメントマネジメント合同会社(KGIM)=注2」は、複数のドローンを協調飛行させて重量物を搬送する事業の実証実験を行います。このドローンの搬送能力は1台当たり40㎏。2台以上のドローンを協調的に飛行させて、60㎏以上の重量物を搬送する実験です。

 ふもとっぱらとKGIMがドローンでの重量物搬送に取り組むのは、林業が抱える問題の解決が目的です。
林野庁によれば、日本における人工林の半数は利用期を迎えているのに、林業の担い手不足などが原因で放置されている地域があります。


 このため、両社は機械化の促進を通じて、限られた人的資源で管理できる森林面積を拡大する試みに着手しました。今回の実験においてKGIMは、デジタル測量用と重量物搬送用の二種類のドローンをふもとっぱらへ提供。複数ドローンの協調飛行で、100Kg近い重量物を高地や遠隔地への運搬するオペレーションに挑戦します。林業従事者の負荷軽減を図ります。

 
 共同事業の成果は静岡県や近隣森林事業関係者と共有し、中部地域の林業人材育成にも寄与していきたいと考えております。

注1)株式会社ふもとっぱら(静岡県富士宮市、竹川将樹代表)は、静岡県の富士山麓にある毛無山の原っぱで24ha(東京ドーム5個分)を超す日本最大級のキャンプ場を運営しています。また、隣接する総面積719haの森林を管理する林業事業も手掛けています。

注2)興農インベストメントマネジメント合同会社(通称KGIM=長野市、小坂幸太郎、倉田隆広の共同代表)は、デンマーク国民農学校を模範として静岡県沼津市に開校した私立農学校を起源とする興農学園と、再生可能エネルギー事業のGPSSグループ(https://gpssgroup.jp/)との合弁会社です。

㈱ふもとっぱら森林事業部の活動
デジタル測量と重量40KG貨物搬送に使うドローン

本件についてのお問い合わせ
興農GPSS広報グループ
info@kgim.co.jp